その分現金でくださいよ。

店長の好意が台無しに

死神の浮力 (文春文庫)
伊坂 幸太郎
文藝春秋
2016-07-08


中学生の頃から伊坂作品を読み始めたのですが『マリアビートル』以来殆ど手を付けてなかったので久し振りに読んでみようと思いました。最初に読んだのが『魔王』で次に読んだのが『グラスホッパー』な時点で敬虔なサンデー読者の皆さんは色々と察してくれると思います。中高生の頃は月に10冊か20冊くらいは本読んでたんですけど最近は(主にクイズマジックアカデミーのせいで)読書習慣はほぼ消滅してしまいましたね。

『死神の精度』の続編となっては読むしかないですんですけど(文庫本になるまで買わなかった事には触れない)、キャラが立ってる登場人物と軽妙な会話はページがどんどん進みますね。何気ない会話が後のストーリーに絡んでくる構成はやっぱり読んでて楽しいです。主人公の千葉は死神なので普通の人間とはやたら会話がズレる(これがこのシリーズのミソです)んですけど、この「ズレ」も流れ(クイズの話じゃないです)を止めてないのは本当にすごい

結局作中で本城がしたかった事は何なのか?って点に関して「サイコパスだから」で片付けてるような印象を受けてしまう点があったのは少し不満な点かもしれません。「絶望させたかったから」という理由だけであそこまでリスクがある行動取るのかなあ…千葉が関わってる時点で山野辺さんは最後死ぬんだろうなって分かってたけど(まぁそれでも見送りかな?ってちょっと期待してしまうのがこのシリーズなんだと思います)、『死神と藤田』だったり『死神対老女』みたいな絶対的にハッピーエンドじゃないんだけど爽やかな読後感、っていうのは少し欠けてたんじゃないのかなと思います。

『死神の精度』を読んだのが多分中3だからほぼ10年経ってるんですね。時間の流れに目眩がするけど面白いんでもし読んだことなかったら読んでみてください。

おやすみなさい。
 



僕が小学生の頃に多大な影響を受け(てしまっ)た久米田先生の新作ということで単行本が出た時から気になっていたのですがこの度やっと手が伸びました。
話の筋はそこそこ有名な下ネタ漫画を描いている主人公が娘に自分の仕事を隠す…というのが主題のコメディです。この前しくじり先生でも天津木村が子供に自分がどんなネタで売れたのか言えないって言ってたし割と切実な悩みなのかもしれませんね…。

改蔵や絶望先生の持ち味だったパロネタ、時事ネタは殆ど無いのですが、自身の体験込みの漫画家ネタが豊富で笑えました。F田先生は当たり前のように出てくるし(久米田先生パンタローネ好き過ぎでしょ)、B乗先生のパンツネタとか何年使い続けるんだよっていう(

 キャラクターも他人を呪ったりあの子の行く先々八十八箇所参りしたりしないし極めて健常者向けでよろしいですね。久米田先生特有の三白眼表現が1冊に1回も出ない(多分)のもファンとしては衝撃的だったりします。姫ちゃんみたいな純粋に可愛いキャラって今まで居たんですかね、まぁ僕は羽美ちゃんも好きですけど。

パッと見優しい作風なんですけどしっかり久米田ワールド(という名の内輪ネタ)を展開しつつギャグ漫画としてうまく仕上がっていて楽しく読めました。まぁファンだから贔屓目入っちゃってるんですけど。
小学生の頃改蔵の代わりにこれ読んでたら人生変な方向に行かなかったんじゃないかなあ…。サンデーでコスプレ夜ばいコースとかいう単語出しちゃダメでしょっていう。前田くん、ここはお店じゃないよ。

おやすみなさい。 

こんばんは。

このブログは「適当な日常を綴る 」(http://d.hatena.ne.jp/kaitopoketto/)のオマージュなので、観た映画の感想なんかも書いていこうと思います。他に書くこともないですしね。

ということで『君の名は。』観てきました。
新海作品は『言の葉の庭』しか観たことがなくて特に新海誠のファンというわけでもないのですが(神海英雄のファンです)、CM見てて面白そうだなと思ったので、この前のクイズ大会の後にレイトショーをカイト@マラリヤさんと一緒に観に行く予定でした。が、日曜の夜なのに満席で、その次の日の夕方も満席だったので完全に出鼻をくじかれました。その後も知り合いを誘ったのですが「アニメ映画とか興味ないから・・・」って言われて断られたので仕方なく1人で観に行くことにしました。
基本的に映画は1人で行く派なのですが最近はコナン遊戯王ちはや前ちはや後ゴジラゴジラアイカツと一緒に映画を観に行く機会が多かったので、なにげにWIXOSS以来の1人映画でした。

観に行こう行こう思ってる間にニュースでは大ヒットが報じられててプチ社会現象みたいな感じになってましたね。ジブリとアナ雪は絶対観ねえみたいな反骨精神溢れるオタクも多いですが、僕は流行りものにはとりあえず触れるタイプなので素直に映画館に足を運びました。

流石に公開から2週間くらいの平日レイトショーなので満席はなかったですがそれでも結構埋まってました。
しかもカップルばっか。僕の列は1人で見に来てたお姉さん(オブラート)以外全部カップルでしたね…制服着てたカップル結構居たけど高校生がレイトショー観ていいのかよ…(妬んでないです)

前置きが長すぎたので映画の感想に
まず感じたのは人並みですが風景描写の美しさですね。糸守の風景や彗星のシーンは勿論ですが、あの民度ド底辺都市新宿の風景もアニメにすると綺麗でしたね。東京に憧れてた三葉からするとあんなふうに見えたのでしょうか。どうせ来年くらいには地上波でやるんでしょうけど、ティアマト彗星のシーンなんかは映画館で観れて良かったなって思います。せっかく映画やるんだからスクリーンでこそ!っていう場面があるかないかは大事ですね。まぁ新海作品で風景が綺麗なのは分かりきってたことなんですが・・・。
RADWIMPSの音楽も良かったですね。中学~高校時代によく聴いてたアーティストなので、登場人物が高校生なのも相まって作品に入り込めました。おかずのごはんとかアルトコロニーとかめっちゃ聴いてたんですよね。思い出して軽く鬱になってきた…
ストーリーも観る前はありがちな入れ替わりからの恋愛イチャコラものかなあと思ってたんですけど、中盤の急展開からSFミステリーみたいになってびっくりしました。いつもはネタバレとか気にしないでネットの情報とか見ちゃうんですけど、今回はなんとなくネタバレ断っててよかった
スマホの日記が消えたり名前をどんどん忘れてしまったりAnotherかよって思いながら観てましたが、瀧が三葉を助けるために動いて、黄昏時のシーンからのテロ活動は熱い流れでしたね。
てっしーが建設会社の息子で無線マニアでムー愛読してるオカルトマニアだったのが最後で活きるとは思いませんでした。糸守本屋無いのにムーとか読んでるの筋金入りすぎる・・・彼が居なかったら詰んでたんじゃないでしょうか(
そういえばなんで三葉が瀧くんと入れ替わったのかはよく分かりませんでしたが、まぁ彼も指パッチンで時間止められそうな声してるので不思議な事には縁があるのでしょう(適当)。三葉と入れ替わってる時の女っぽい演技がそれっぽすぎて逆に気持ち悪かったですね。天才やな(ゆるくま)

ここからは親友のカイト@マラリヤさんがどうしても書けというので書きますが(ここ重要)、ヒロインの三葉ちゃんが本当に可愛かったです。寝間着も制服も巫女服もリボン付けても付けてなくても髪切ってもめちゃくちゃ可愛かった・・・。あの映画を観た男性諸氏は俺も入れ替わって三葉たむの胸揉みてぇとか思ったんじゃないでしょうか。特に前半は三葉ちゃんの可愛さで表情筋緩みっぱなしだったので結果的に1人で観に行って本当に良かった。本当に。
あと口噛み酒も酒税法ガン無視で一升瓶5本分くらい購入したいですね…。瀧くん勝手に飲んでんじゃねえぞっていう

総じてテンポも良く楽しめる作品でした。アニメ映画にしてはちょっと尺が長い気がするな、と思ってたけどそれを感じさせないくらいには作品に見入ってましたね。あと上映前に『溺れるナイフ』の予告やってたんですけど小松菜奈ちゃんがはまり役って感じだったし、原作も高校の頃読んで面白かった記憶があるので観に行かないとなあ、と思いました。ちょっと(じゃないのもあるけど)影がある役向きすぎでしょ最高かよ~~~

おやすみなさい。  

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