前回の続き、ジャワ島4日目の記録です。
W杯決勝で夜更かしをしてしまいましたが6:30くらいにホテルを出てプランバナンへ。寺院のすぐ近くにあるホテルを取ったのですぐに着きました。

ボロブドゥールはシャイレンドラ王朝の仏教遺跡ですが、今回観光するプランバナンはヒンドゥー教の古マタラム王国(16世紀後半のイスラム王朝のマタラムとは別らしい)遺跡です。ただこの2つの王国は宗教の違いはあっても非常に友好的だったらしくてそこが意外でした。なんかケンカしそうなイメージありますよね。

ボロブドゥールの時に早朝遺跡観光のメリット(涼しい、人がいない)を学んだので6時30分くらい(6時開園)に来てみたのですが、僕が来た時は公園のスタッフ以外誰もいませんでした。ということでこの景観を独占です。
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プランバナンはいくつかの寺院から構成される遺跡群で、これはその中で最大のロロ・ジョングラン寺院です。このスケールはボロブドゥールにも全く劣らないのではないでしょうか。
さらにこの遺跡周辺の瓦礫も以前は全て仏塔だったのです。2枚目の写真の右下に映ってるおじさんはそれを修復していました。いつになるかは分かりませんが、修復が完成した暁には在りし日の壮大な姿を見せてくれるのではないでしょうか。楽しみだね(アスナのスタンプ)

公園内の他の寺院も回ろうと思ったのですがこの公園結構広い。
どうしようか考えていたら10000ルピアで自転車を貸してくれるとのこと。シャカリキスポーツ最高!と思いレンタルしました。
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が、受付のおっちゃんに「30分で返してね」と言われてしまいました。
いやいや30分って公園は回れても遺跡見学出来ないじゃん…というわけで自転車では最低限の遺跡だけ回って、しかもそれでも時間ギリギリだったので誰もいない公園を爆走して返却する羽目になりました。
なんで誰も自転車借りてないのにそんなに時間短いんだ…
ちなみにセグウェイも貸してました。乗らないけど。 
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そんな感じで自転車で回ったのが入り口から1番遠い(多分)にあるセウ寺院。
さっきのところに比べてやたらと瓦礫が多いですが昔ここには240基の仏塔が建っていたらしいです。
昔とある王子がロロ・ジョングランという王妃に一目惚れした挙句ネトストまがいの執拗な求婚をして、困り果てた王妃に「1晩で1000の寺院を建てたら結婚してあげる」と言われたので本当に作っちゃったのがここ、 という伝説が残っているとか。セウは1000って意味なんだそうです。
伝説では王妃に妨害されて999でストップしてしまい、王子は発狂して王妃を呪いで「石化」させてしまったらしい。厄介オタク。
先ほどのロロ・ジョングラン寺院にはこの時石化させられたロロ・ジョングランの像が安置されている、という訳です。
どんな文明も(検閲済)のように落ちる時はあっけないこととストーカーはいつの時代も厄介ということが学べた遺跡でした。

ほかにいくつか小さな遺跡を見学して公園を出てブランチタイム。
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ソト・アヤムと人生初のココナッツジュース。
ソト・アヤムは安定の美味しさでしたが、ココナッツジュースは砂糖水にしか思えませんでした。見かけ倒し。

ここで日本人のおじさんに話しかけられ遺跡トークで意気投合。
一緒に馬車に乗ってボコの丘へ行くことに 。
ボコの丘は9世紀頃に建てられた寺院や宮殿の跡が残っている小高い丘で、プランバナン遺跡からは少し離れています。 プランバナン遺跡からシャトルバスが出てると聞いたのですが、プランバナンとボコの丘の合算チケットを持っている人しか乗れないそうです。チケットカウンターでそんな種類のチケットの話は聞いていない(ボロブドゥール+プランバナンはあった)ので結局どうやったら買えるのかよく分かりませんでした。
なのでボコの丘は別途でチケットを買う羽目になりました。
歩き方には入場料13ドルと書いてあったのですが実際には35万ルピア≒24ドルとほぼ倍額。
観光地の外国人料金ってしょっちゅう値上げされているのですが、流石にここまで上がってることはなかなか無いので驚きました。まぁ日本にいてもろくな事に使わないお金を遺跡の保全や発掘に使ってくれるなら幾らでも払うんですけどね。タクシーのぼったくりなんかとは格が違います。
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丘の頂上付近は直射日光がガンガンなのですが心地よい風が吹いていて全く暑くなかったです。
というかこの国、そんなに蒸し暑くない…?(乾季というのが大きいと思います)
ここは以前の宮殿跡やプールなど意外と広い史跡でまぁ35万払った価値はあるよねとおじさんとお互いを慰め合いながら回りました。あと地元のデートスポットなのか(インドネシア国民は入場料かなり安いです)若いカップルばっかりで親子ほどに年の差がある日本人男性×2はあり得ん浮いていました。
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ボコの丘からの眺め。よく見るとロロ・ジョングランも見えます。

ボコの丘から戻ったらおじさんとジョグジャカルタで夕食の約束をしていったんお別れ。ホテルに戻り荷物を整理してジョグジャカルタに行くつもりだったのですが、ホテルの人に地元のお祭り見ていけよって言われたのでバイクに乗せてもらい見物することに。この旅でノーヘル2人乗りとかいう慣れてはいけないものに慣れてしまった…

サジワン寺院という割と小規模な寺院で行われた祭りで、仮装した人が続々と集まって来ていましたが何をする祭りかさっぱりでした。
ステージの上にトロフィーがあったのでホテルの人に聞いてみたんですが、チームに分かれてパフォーマンスを競う系の何か、という事しか分かりませんでした。
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でもこんな風に歴史的遺産が今も人々の生活と密接に関わってるのは興味深いですね。

バイクでホテルに送ってもらったので、今度こそ荷物を整理して、(朝早かったのでちょっと休憩して)ホテルをチェックアウト。市内バスでジョグジャカルタへ。
先ほどのおじさんと待ち合わせをして、マリオボロ通りというジョグジャカルタでもかなり大きい通り沿いにあるレギャン・ガーデンというレストランに。
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この旅で初めての日本人との遭遇だったので今までより少し高めのレストランをチョイス。
観光客向けという事もあり非常に美味しかったです。
窓からはマリオボロ通りを眺めることができます。風も涼しくて、街の活気を感じる事もできるとても良い店だと思いました。オススメです。
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レストランではお互いのこれまでの旅の話だったり、今後行きたい場所の話で盛り上がりました。
色々話をしましたが、ツアー旅行は54歳のおじさんが最年少のこともザラで、キャリーケースも自分で運べないような定年後のシニア層がたくさん参加しているから必然的におじさんが荷物持ちをさせられたという話を聞いて、今後その手のツアー旅行には絶対参加しないと心に決めました。
あとは自分の経験からも人間いつ死んだり半身不随になるか分からないし、歳を取ったら体力的に厳しい事も増えてくるから、老後まで我慢するなんていうのはナンセンスで、やりたいと思ったことはその時に行動して、行きたいと思った時に旅に出るのが正解だねという結論に至り会合が終わりました。自分の父親よりも年上の方でしたが、旅や遺跡に関しての価値観が近くて、とても楽しい時間を過ごせました。

次の目的地のスラバヤに向かうため、1人でビール3本くらい飲んで酔っ払ったおじさんに付き添われて駅へ。
おじさんと握手で別れを済ませた後、飛行機のように改札横の機械ででチェックインしてから改札を通ります。
 基本が長距離移動の駅だからか、ホームは日本並みに整備されていました。
トイレも綺麗だし(まぁイスラム圏あるあるで紙はないから自分でティッシュ買わないとダメなんですけど)、充電可能な待合室、レストランやコンビニ、 お祈り室も完備。

1時間ほど待っていたら電車が来て乗車。
 エコノミーはオススメしないって歩き方に書いてあったんですけど極端に窮屈って事はなくて、冷房も効いていたので十分です。そもそもこれも1400円くらいですからね。夜行なら宿代の節約になるし文句なしです。今までの宿は冷房なかったしこっちの方が高級まであります。
僕の席は窓側なのに先に座ってた通路側の乗客に窓側とコンセント占領されててあったまりましたが広い心で許しました。

次はスラバヤを経由してバニュワンギに向かいます。目指すはイジェン火山のブルーファイア 。

つづく。